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ルーベンス展

昨年末、東京国立西洋美術館に
「ルーベンス展」を見に行きました。
ペーテル・パウル・ルーベンス(1577~1640)は由緒ある
家柄に生まれ、高度な教育を受けて育ちました。
当時はスペインが統治した、現在のベルギー西部フランドル地方の画家です。
ベルギーのアントウェルペンという町に大工房を構えて
大作を量産し、ヨーロッパ中を渡り歩き、各地の王侯貴族に
歓迎され、後の美術作品に多大な影響を与えました。
また、ギリシャ語やローマ語の原典を読むことが出来たので、
古代の神話など架空の物語を表現力豊かに絵に再現することができました。

美術館に入るとすぐに、アントワープ聖母大聖堂の祭壇画が
ほぼ原寸大で映し出されています。
美術館の入り口から出口まで、圧倒される
スケールの大きな作品群に熱いエネルギーを感じます。
今回は10カ国から約40点の作品が集結しました。

↓「エリクトニオスを発見するケクロプスの娘たち」(1615~1616年)
リヒテンシュタイン侯爵家コレクション
a0043445_17392063.jpg
  
今回の作品展は、ルーベンスが若い頃に数年間滞在したイタリア時代の
貴重な作品を多く鑑賞することができます。
イタリアの美術家の作品や古代彫刻も展示されており、
ミケランジェロ・ラファエロらのルネサンス美術・
カラヴァッジョらの同時代美術に影響を受け、弟子達や後の美術家に多大な影響を
与えた事も解りやすく説明されています。
「ベルヴェデーレのトルソ(石膏像)」
「棘を抜く少年」の構図からも、ルーベンスの的確な緻密なデッサン力に
感心いたします。

「エリクトニオスを発見するケクロプスの娘たち」のように
神話の中のヴィーナスなど、色彩効果による女性の繊細な肌のふくよかな美しさは、
後の印象派ルノワールにも影響を与えています。
この肌を表現できる三大画家は、ティツィアーノ・ルーベンス・ルノワールだと
音声ガイドで勉強しました。

最近は絵画展に出かけると、音声ガイドを利用するようになりました。
画家が残した作品の時代の背景やみどころ、その時代の音楽を
聴くこともできるので、より深く楽しみが広がります。



by totochoco | 2019-01-03 21:11 | 日々のこと | Trackback | Comments(2)
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Commented by tomo-studio at 2019-01-04 19:53
明けましておめでとうございます。
totoさんの興味あるもの、早速、楽しませていただきました。
大きな作品って、それだけで凄くて、
感動しますよね。
きっと作り手のエネルギーが、半端ないからなのでしょうか?
音声ガイド、ついケチっちゃって借りないんですけど
日曜美術館なんかで解説されると、わかりやすいですものね!
次回は、音声ガイド使ってみます。
今年もよろしくお願いいたします❤︎
Commented by totochoco at 2019-01-05 21:57
tomoさん、明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
大きな絵をバランス良く描くこと自体が難しそうなのに、
あれだけ美しく創造力豊かに表現でき、次々に作品を
生み出すことができるのは、まさに天才だと思います。
>音声ガイド
心に残る言葉を耳にしても、この頃はメモしないと。。。
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