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ブーリン家の姉妹

「ブーリン家の姉妹」を観てきました。
好きな女優のアン(ナタリー・ポートマン)とメアリー(スカーレット・ヨハンソン)の競演という事で、それは楽しみにしていました。
二人とも輝くばかりの美しさと、対照的な性格の演技力もみごとでした。
チューダー朝の衣装も、アンははっきりとした色調、メアリーは優しい
ロマンチックな色調の装いで、色合いにも工夫を凝らして、
二人の性格の違いがとても分かりやすく表現されています。
ドレスや髪飾り(?)に施された刺繍や宝石にもうっとりとします。
ヘンリー8世も衣装も、スクリーンのどこに居ても王様と分かる存在感を醸し出していました。
そうそう、ヘンリー8世といえば、よく見るあの肖像画の絵のようではなく、
とてもハンサムな俳優さんでした。(若かりし頃はそうだったのかもしれません?)

・・・とここまで、どんなに美しいかということばかり書き進んで参りましたが、
勉強不足の私は改めて知りました。
それは、ヘンリー8世がアンへの愛(結婚)のために、それまではカトリックだった英国を、独自にイギリス国教会を設立させ、プロテスタント化に走らせた事です。
テンポの速い映画からは分かり易く表現されていますが、
アンとの恋以外にも理由があるとすれば、腹心達の思惑や野望でしょうか? 
保守派や改革派の野望や陰謀も王への婚姻と複雑に絡み合ってはいましたが、
イギリスはフランス・スペインというカトリック国に囲まれて、
プロテスタントの諸侯と手を結ぶ必要に迫られた訳です。

愛や恋は、時には国民を巻き込む程のエネルギーを持って、
それまでの歴史をがらりと塗り替えてしまう物なのですね。
映画の中では男性陣に憤りを覚えて観ていましたが、
「国家」や「家」を守り通すためには、男の子を生むことが必要な時代だった(?)のですね。
毎週楽しみに見ているNHKの「篤姫」での「大奥」と「英国王室」とが重なって、
多くの人達の思惑や陰謀や策や都合で歴史は動いているのだと、改めて感じました。
当時は王の息子を授かる事が王国の繁栄に欠かせない事で、
今に生きる私が憂える事もないのでしょう。
なぜなら、アンとヘンリー8世の娘であるエリザベス1世は、25歳で即位して
イギリスをヨーロッパ一の強国家として立て直し、
ゴールデンエイジと呼ばれる有名な黄金時代を築き上げたのですから。
ここでもう一度、「エリザベス」も鑑賞してみたくなりました。
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by totochoco | 2008-11-24 14:21 | 映画など | Trackback | Comments(1)
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Commented by detaile2 at 2009-01-27 09:43
とうとう映画を見なかったので原作の方を読みました。
映画の予告などを見ていた印象では
こんな時代でもイギリスでは女性の影響力が強いのだなあ
でしたが本を読むとなんともやりきれないほどのかわいそうさでした。
政治の駒として次々と送り込まれる少女たち。
男はまさに勝手です~
女は相手や家族への愛によって操られるのです。
やはり男というものは人に勝って自分の思いをとげることが目的で
人に対し愛を持つことができるのは女なのだと。。。
女は他者に対する愛がなければ子供を育てられないし
男は愛などあったら敵を倒すことはできないということなのでしょう。
だから女王の時代は安定するのかもです~
なんてことをあれこれ思いました!
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